ナンパ男との恋【番外編】
本を買い
二人並んで帰るけれど
手を繋ぐタイミングがないまま
輝樹の少し後を歩く。


こういう時は
本当に どうすればいいか分からなくて、
嫌われたら どうしようとか・・・
不安でいっぱいになって・・・


「輝樹・・・?」


「何?」


そう言いながらも
私の方を見てくれないから

もっと不安になって・・・


「何で・・・こっち
見てくれないの?」



声が少し 震えて
必死になってしまう。


すると、

輝樹は 大きなため息を一つつき


近くにあったベンチに座ると



「ほら、座れ」


そう言うと

私を隣に座らせ


考え込むように
また ため息をつきながら・・・・

 
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