ナンパ男との恋【番外編】
「あの店員と何があった?」
何も・・ないって言いたいけれど
あの日、カラオケに行った事を言ってない私には
そんな事を軽々と言えるはずもなく
「カラオケに・・・」
あの日、カラオケに行った事。
いきなりの至近距離で意識して
突然帰ってしまった事を
すべて、正直に話した。
「マジで・・・・
もういい加減
流されんの勘弁してくれよ。
そんな事聞いたら
もう・・
鍵かけて閉じ込めるしかなくなるじゃねぇか・・・」
呆れるように
私の方を見ると、
「ほら、来い」
今度は 力強く腕を掴み
再び 店へと歩き出した。