ナンパ男との恋【番外編】

しばらくして

さっきの担当の人が
あと一人連れて戻ってきた。


「お待ちして申し訳ありません。
まだ不慣れなもので
私が同席させていただいても
よろしいでしょうか？」


「どうぞ？」


「ありがとうございます。
それでは、本題の方へ戻らさせていただきます。
お支払いの方なのですが・・・
現金という事でお聞きしているのですが・・」


「だから、現金の場合
どうすんのかって
さっきから聞いてんスけど？」


「あ、はい。
現金の場合ですと
えっとですね・・・」


書類を見ながら
ようやく説明を始めた。


「えっと・・・
費用などと別に
仲介手数料や、登録費用など
諸費用がかかりまして・・・」


「あー・・・じゃあ、
そういう諸費用とか含めた
合計出して
電話してくれますかね？
できれば、今日中に。」


「あ、はい。お電話させていただきます」


「明日　仕事だからなぁ・・・
ひとまず
昼休憩に抜け出して
払いにくるんで
すぐ終わるように
準備しといてくれますかね？」


「あ、はい。それはもちろん・・・」


っていうか・・・


普通・・・実物見て決めるんじゃ？