ナンパ男との恋【番外編】
「あははは 冗談だって
まぁ・・・
ナンパに回ってたら
今から補導されますよっていうガキを見つけたから
乗せてやっただけ。
俺 救世主だろ?」
「救世主っていうか
こんな男に引っ掛かって
可哀想というか・・・」
「ほんとー」
「うんうん、同情するわ」
「ひでぇなぁ・・・
お前ら 俺の事
何だと思ってんだよ?」
「ヤンキー上がり」
「ひどい男?」
「女たらし」
「冷酷人間」
何か ひどい言われ様・・・
苦笑する輝樹が
私の方を見て、
「春菜は?」
「私!?」
突然ふられた言葉に
しばらく考え込む・・・
「優しい いじめっこ的な・・」
その瞬間 一同 大笑いされ
真剣に答えた私まで
笑うしかなくなってしまったけど。