ナンパ男との恋【番外編】
*20歳
「春菜も 20歳か」
そう言いながら
私の頭に手を置く輝樹。
今日で 私も20歳になる。
輝樹と知り合ったのが
16歳の後半だったから・・・
「何か あっという間だね」
「だな・・・・」
なぜか 2人して
誕生日に しんみりしてしまうのだけど・・・
20歳か・・・・
「成人式とかあるんだよな。」
「うん」
「行くのか?」
「たぶん・・・」
「男いっぱいいるんだろうな」
「そりゃ・・・
いろんな学校の人達が集まるわけだから・・・」
「あぁ、だからこそ
結構 出会いあるし?」
そう言いながら
私の顔を じっと見ている・・・