ナンパ男との恋【番外編】

「もう!心配したじゃんっ」

「あははは わりぃわりぃ。
めし 作り終わった?」


「え?あ、うん?」


「春菜、ちょっと頼みがあるんだけど」


頼み・・・?


「うん?」


「ちょっと 風呂の扉閉めて
こっち入って来て」



扉を閉め

輝樹の方へ行くと


「後向いて?」

後?って・・・

「輝樹に背を向けるって事?」

「あぁ」

言われた通り
輝樹に背を向けるように
後を向くと


「両手少しあげて?」

「両手・・?」

言われるがまま
両手を少し 上に上げると

「動くなよ?」

「うん?」

その直後
体が 地上から浮いた。

「え?え?え?」


背後から体を持ち上げられ


バシャーンっ



そのまま 湯船の中へ
放り込まれた。


そう、


・・・服のままで。


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