ナンパ男との恋【番外編】
「おい、輝樹」
昼飯を食べ終わったと同時に
背後からの声で振り向くと
じいさんの姿があった。
目が合った途端
何も言わずに
首だけ動かし
こっちに来いという合図に
「あぁ、はいはい」
そう言いながら
じいさんの元に行くと
「お前 マンション買ったんだって?」
やっぱ・・・な。
クソ親父が言いやがったのか。
「あー・・・まぁ・・」
「何で家建てなかった?」
ほらな、
こうくると思ったから
言ってねぇのに・・・