ナンパ男との恋【番外編】
「ううん?大丈夫だよ。
もう少しで着くから・・」

着くからって

あのスーパーの近くに
学校なんてものは
ないはずなんだが・・・

けど・・・

春菜は春菜なりに
隠そうとしてわけだし、

ひとまず騙されてやるしかねぇか・・

頑固だしな・・・


「ならいいけど・・・
大丈夫か?」


「だ、大丈夫に決まってんじゃん!
私 子供じゃないんだから!」


子供じゃなくても

その子供並みに
暴走するから
怖いんだよな・・・


「あー、けど・・・」


言葉を遮られるように


「大丈夫だってば!」


そう言う春菜は
必死なんだろう・・・


これ以上何か言ったら

ますます意地になるだろうし・・

仕方ねぇか・・・


「何かあったら電話しろよ?」


「うん、じゃ・・・
仕事 頑張ってね」


意地になってやがるから
絶対 電話してこねぇだろうな。


「あぁ・・・」

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