夕凪

隼斗くんが大学に入ると同時に、両親は会社の近くに家を建てた。

家族4人で引っ越すものだと思っていた悠斗くんに突き付けられた言葉。

"あなたはどうする?此処に残った方が助かるんだけど。"


彼は自ら1人になると決意した。


隼斗くんは止めようと両親も彼も説得しようとしたが

彼は
「1人の方が気楽で良い。」
笑いながらそう言った。

両親は
「あの子は邪魔なの。」
表情ひとつ変えずにそう言った。
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