ごめんしか言えなくて、ごめん。
幼なじみ




「ねぇ~、実際のところさ、どうなのよ?」


「は、何が?」

「だからさ、本当に外村くんと付き合ってないの?
てか好きじゃないの?」




高校生になった今でも、私と理人は同じ学校に通っている。

そしてそれがあたりまえかのように、毎朝一緒に登校してる。


別に深い意味はないのだが、今までもずっとそうであったため、
今更バラバラに行くほうのがかえって違和感があるだろう、とは思ってる。


しかしそのせいか、友達はじめみんなによく聞かれる質問がこれだ。

何回言っても信じてもらえない。



だから、毎回不機嫌丸出しでこう答える。





「前にも言ったけど、あいつとは絶対ないから」












< 5 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop