ピンクの海と紫な空
立ち入り禁止

シカトして屋上への階段を昇る

ほら居た


チュカは顔にタオルをかけて寝っ転がっていた


『…チュカ……さっき…』

と俺はチュカの傍に胡座をかいて座ってチュカの手を触った


『触んないで。』


『チュカ…』


どしたらいーの?


『来ないでよ…もぅレイ嫌ぁ』

チュカは俺に背を向けて泣いた
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