ピンクの海と紫な空
『レイー!…うっ……』

部屋のドアの向こう側から姉ちゃんのが俺を呼ぶ

そしてなんだかうめき声…


『レェイー!!』


俺はシカトを決め込もうとした
『ねー!』


俺は今ちょこっと幸せ気分なんだ!


ガチャ












俺の部屋のドアが開き虚しくも俺は姉ちゃんの側近をするはめになった…



『うーきもちわりぃ…』

姉ちゃんはトイレの便器に抱きつき呟く…


俺は嫌々、姉ちゃんの背中をさする


『姉ちゃん…口ゆすぎなよ…』
俺はコップに水を入れて渡した。力なく姉ちゃんは口に水を含みペッと吐いた


『もー平気?』


『……』


『吐くまで飲むなし。てか何で家着いて吐くのよ…』


『我慢してたのぉ』


『…あそ…』

平気そうだったので俺はオアシスへ帰ろうとした


その時
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