ピンクの海と紫な空
『…ムカつく…』
便器に抱きつく姉を置いてトイレを出ようとした時
姉ちゃんがつぶやいた
『…ん?』
俺姉ちゃんの感にさわるよーな事したかな??
恐る恐る振り返る…
『レイー…!!』
次は泣き出す姉
『何?!』
『あたしマヂ今まで負けた事ないじゃん…』
何の話しだ。負けってなんだ
むしろ姉ちゃん、今まで何と戦ってきていた?!
『んだょ〜…』
俺はトイレの入り口にしゃがんで姉の話しに耳を傾けた