ピンクの海と紫な空
『桃谷ーこれでラストなーよろしくー』


『はっ?!』


先輩方は仕事を終えて、片付けに入っている。


『ちょ!エリアのギリギリの真逆二軒じゃないですか!誰かも1人出して下さいよー!』


『今デリお前以外でてんだろー!後はバイク止めて帰っていーからさ!よろしくー』


俺は二枚のピザにサイドメニューと缶ビール数本を持たされ
しぶしぶバイクに乗った


んだよ!!!


あーこーなったら抜け道でちょっぱやで帰ってやるー!!!
俺の営業スマイルももー今日は品切れだっつーの!



バイクを飛ばす


えっと、このマンションの702号室

急いで会計を済ませてバイクに飛び乗る



何ださっきのカッポーは?
おかしいだろ〜俺と変わらない位の微妙な女と中年男は!!


まっ色んな人がこの世には居ますね。


とか考えながら、真逆の方角にある最後のピザを届けるべく抜け道を使い急いだ。
< 8 / 57 >

この作品をシェア

pagetop