あたしの全てを…

@第一話

私には片思いしてる奴がいた
小学５年生の時に転校してきた
馬場 俊哉やんちゃな男の子だった

私の友達佳歩この子も俊哉の事が
好きだった。

同じクラスでもなかったし仲良く
なる時なんてなかったのに佳歩は
いつの間にか俊哉の彼女になってた

初めて人を好きになったのに失恋。
佳歩は私が俊哉の事がすきってことを
知ってた。私は佳歩が俊哉の事好き
なんて聞いた事なかった。

ル『俊哉と付き合ってるん？』
佳「あぁー、付き合ってるよ」
ル『なんで？佳歩好きやったん？』
佳「好きって聞かれたら好きかな」
ル『何それ、意味わからんねん
うちが俊哉の事好きって知ってるやんな？
佳歩が俊哉の事すきじゃないんやったら別れて』
佳「知ってるよ。やけど別れやん」
ル『なんで？』
佳「ルアムの好きな人やから」
ル『はっ？うちの好きな人やから何？』
佳「ルアムの事好きだよ、佳歩は…
やけどルアムは佳歩より俊哉やろ？」
ル『…』
佳「ルアムの事がずっと好きやった。
ルアムが好きな俊哉がうざかった。
だから…、ごめんなさい」
ル『…』

言葉が出やんかった。
頭に浮かぶのは『なんで？』。
なにのなんで？かは分からんけど
確かに分かったのは佳歩は
友達への愛情が大きいって事と
佳歩と一緒に居るのはよくないって事