女子高生始めました。
そう考えた時、ちょうど扉が再び開いた。


「ごめんな、えらい待たせて。
 あれ、寮長が居らん」
「あとは勝手にせーってさ」
「そーなん?
 とりあえず、中に入って」


お言葉に甘えてプライベートルームに入る。


中にはもう一人の人影が背を向けてベッドに座っていた。


「……!!?」


その後ろ姿に見覚えがあって、一瞬俺の足が止まる。


身を固くして、そっくりさんなのかも知れんと言い聞かせる。
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