女子高生始めました。
最初こそ信じてもらえんかったけど、胸と股間に千紗の手を無理矢理寄せる。


「うそ……、マジで……?」
「これで解ったやろ……。
 俺かて、こんなキモい身体やなかったら……!」


自分の身体が気持ち悪い。


ましてや、元カノの前やと消えてしまいたいとさえ思う。


「……んね」


消え入りそうな掠り声。


見下ろすと、千紗は泣いていた。


「怖かったやんな。
 辛かったんやんな……っ」


ポロポロ泣きながら、俺の薄い胸板に顔を埋めた。
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