女子高生始めました。
そりゃ、俺らからしたら男女の付き合いの延長やけど。


端からしたら、同性愛者以外なんでもない。


現に、俺は女装してるわけでもなく、ほんまに女になってもうたんやから。


「ありがとうな、千紗」


軽くキスしてから、小さく呟いた。


キョトンとしたのは一瞬で、すぐに笑顔になる。


お前まで拒絶されたら、俺は本当に立ち直れなかったかもしれない。


「行こ?」
「うん」


この先も、出来ればお前の側に居たい……。
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