Loneliness
処刑
暗い、暗い、道を歩く。
何処迄 行っても、
どんなに手を伸ばしても。
光は、見えない。
ずっと、他人を羨んで来た。
ずっと、他人を憎んで来た。
理不尽に押し流されながら、
それでも懸命に藻掻いている
――つもりだった。
生きたい気持ちと死にたい気持ちが
混ざり合い、
ずっと、ずっと、
苦しかった。
楽に なりたいと願っていた。
けれど。
死んだら楽に なれるのだろうか。
そんな保証は、何処にも無い。