生徒会長は人気者☆

「あのね、むーな」

胡桃が淡々と喋り始める。


「あの時、教室の扉開けたよね?」


…うんうん

「教室の扉って引いて開けるタイプでしょ?」


…確かに。

「その時会長は扉にもたれ掛かってたのよ。」

…ふむふむ

「それで、むーなが扉を引いたから…」


「生徒会長が倒れて、むーなの上に…」

「のし掛かっちゃった訳で~…」

盧璢が申し訳なさそうか苦笑いした。


私は、恥ずかしくなって、もう一度白い布団をかぶった。

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