生徒会長は人気者☆
生徒会長side
「遅いな…」
そこから5分間、ずっと待っていると、
「せーんぱいっ♪」
!!彩♪
「ごめんなさいっ!」
そう言って、何度も謝る彩が可愛くて、
抱き締めたい衝動に駈られる。
「彩、帰ろう…」
そう言って俺は、彩の手を握る。
細くて長い綺麗な指と俺の指を絡める。
暖かな春の風が、彩の短いスカートをなびかせる。
「先輩…、」
「大好き!」
そう言う彩の言葉で、俺等はどちらかともなく唇を重ねた。