呪信メール
部屋に入ると、道裕はリビングに通された。


ダイニングの椅子に着ていたジャケットをかける。


「ねぇコーヒーでも淹れるから座ってて」


美知にソファーを勧められて、道裕は勝手にテレビのリモコンのスイッチを押すと、ソファーに腰を下ろした。


「あっ……」


そこで道裕は、タバコを切らしていることを思い出した。
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