呪信メール
一人で部屋に残って、コーヒーカップの用意をしているとき、携帯電話の着信メロディが鳴る。



聞き覚えのないメロディに、美知はふと手を止めた。



勿論自分の携帯電話ではないし、確か道裕の着信メロディもこんな音ではなかったはずである。



美知は音の鳴った方に近よった。
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