呪信メール
ふと気配を感じて横を向く。



あの女が立っていた。



「うわぁあああああああ」


恐怖の余り目を見開いた道裕に向かって、女が近寄ってくる。




「あなたが拾ってくれたおかげで後四人……」



髪の毛で口元しか見えないけれど、その口から女はそう呟いた。
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