呪信メール
「酷いと思わないか? 警察のヤツラ。いきなり俺が突き落としたんじゃないのか? とか迫ってきてさぁ」



「突き落としてないよね?」


恵理子が真顔で聞く。



「おいおい冗談じゃないよ!」



「だよね。もし突き落とすなら、エッチした後だよね」


まだ親友の遺体を見ていないから、実感のわいていない沙良が、笑えないジョークを言った。

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