呪信メール
「すみません。友達なんです」


恵理子は救急隊員に話しかけた。



「え?」



「美知は中ですか?」



「美知? ああ、そうです」



「会いたいんですけど」



「えっ……とですねぇ、もう亡くなってるので、一応警察の許可を……いや、まぁいいか」


救急隊員は後ろのドアを開けてくれた。
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