呪信メール
「そうなってくると……花山くんねぇ~。そうだ。美織なら知ってるかも」



「ああ、美織か。有り難うちょっと電話してみる。じゃあね明日香」


恵理子は急いで電話を切ると、高校時代に登録したままの島崎美織の電話番号を呼び出す。



時刻はとっくに十二時を回っていた。


突然電話をかけるには、非常識な時間である。


恵理子は一瞬躊躇して、メールを送ることにした。
< 253 / 495 >

この作品をシェア

pagetop