呪信メール
「あっ、じゃあ同い年ですね」



「松田さんも二十四歳?」



「ええ、十月生まれです」



「へぇ、私は八月なんで、私のほうがお姉さんですね」


若菜が微笑む。



「あはは、そうは見えませんけどね」



「それどういう意味です?」


今度は一転上目遣いに睨んだ。

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