爆走★love boy4
「あ? 今更謝ってんのかよ」


「ほんと……ごめん……」


私は震える声でもう一度そう言い、スカートのポケットからそっと生徒会室の鍵を取り出した。


男は、それに気づかない。


「最初からそうやって、黙っておとなしくやられてりゃ……」


男の言葉が、途中で途切れた。
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