爆走★love boy4
うらの番長だということを隠し、今まで先生のことも騙し通してきたのだろう。


樹先輩はクソ真面目にお辞儀をして自分の椅子へと戻っていった。


そしてすべての証書を配り終えたとき、私は勢いよくその場に立ち上がった。


先生と生徒の目が一気に私へそそがれる。


先生を騙してきた、樹先輩はやらなかったかもしれない。


でも、外にどれだけ他校生が集まってきているかもわからないし、このまま出たらきっと危険だ。
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