爆走★love boy4
だとすれば……。


残るは、ここの窓だけ。


私は自室の窓を開けて下を見た。


2階だからたいした高さはないけれど、間違えて足を滑らせれば絶対に怪我をする。


「生徒会って、こんなことまでしなきゃいけないのぉ?」


涙目になりながら窓へよじ登って、足場を探す。


思いっきり外へと片足を伸ばすと、せりだした1階の屋根に足先がふれた。
< 38 / 189 >

この作品をシェア

pagetop