爆走★love boy4
やっぱり、みんなもこっち側のメンバーだったんだ。


生徒会長である樹先輩がリーダーだから、ある程度予想はできていた。


「今日は大切な話がある! 後ろまでちゃんと聞こえてるかー?」


その呼びかけに、後ろのほうで顔が見えない人たちが何人か手をあげてみせた。


「よし。じゃぁ、いきなりだけど俺の彼女を紹介する!」


そう言って、樹先輩は私の右手を握り、大きく空へと腕を突き上げた。
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