爆走★love boy4
樹先輩を慕っている連中はその言葉を信じ、すぐに目を丸くして、私をみる。


今度は私を疑う声ではなく、まるでヒーローをたたえるような声があちこちで聞こえてくる。


「私は樹先輩には劣るかもしれない。でも、逃げないから!」


なにがあっても。


怖くても。


つらくても。
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