爆走★love boy4
私はもう、逃げないから。


今この瞬間から、この人たちの上に立つんだと思って。


引っ張っていけるような存在になるために。


「どうだ、お前ら。俺が卒業したあと、亜美について来てくれるか?」


樹先輩の問いかけに、少しだけ沈黙が訪れ、その後すぐに歓迎する歓声が広場を覆いつくしたのだった。

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