爆走★love boy4
「なに? もしかして泥棒?」


「ち、違います! 私、今日から生徒会の一員として……」


私の自己紹介を遮るように、派手な音を立てて生徒会室の扉が開いた。


「あー! 伍霧(いつむ)もう来てるー!」


入ってきた男の子は美青年を見てすぐにそう声をあげた。


「伍霧はなんでも早いわよ」
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