飲まないからこそ見える世界
「ほんとうにいきなり色々とビックリします。
敬語じゃなくなってますし!」
「あ、忘れてた。ちゃんとけじめをつけて、先輩として木岐さんを見るために普段から敬語使ってたんだけど。
やっぱり敬語のほうがいいですか?」
…敬語とタメ口のギャップもやばい
なんて言えないけど
「仕事のときは敬語使ってほしいですけど、それ以外のときはタメ口で構いません。」
「りょーかい、きらら。」
「~っいきなり下の名前で呼ぶのは反則です!
心臓がもちません。」
下の名前なんてあまり好きじゃなかったのに
朝生さんに呼ばれた途端、きららという名前がほんとうにキラキラ光だしたように思えた
「このくらい、序の口だよ。
…これからはもっとドキドキさせてあげるから楽しみにしてて。」
そう言う朝生さんはなんだかとっても楽しそうで
かっこよくて、気づかいもできて
甘くて、Sっ気も入ってる
そんな朝生さんに私はどうやら
夢中になってしまいそうです
END