電車であった彼女
サラリーマンの手を見ると彼女のお尻を触っていた。


あの野郎…


そう思ったらいてもたってもいられなくて、彼女の元へと駆け寄っていた。



そして、サラリーマンの手を取って、


「おい。オッサン!
なにその子を触ってるんだよ」


僕はサラリーマンに向かって怒鳴り付けたから周りにいた人達はこっちを見ていた。


「私はなにもしてない。そんなのは言い掛かりだ!」


はぁ? こいつ何を言ってるんだ?


「嘘つくなよ! 僕はこの目でみたんだ」

「そんな言葉誰が信じるよ?」


サラリーマンは鼻で笑いながら言う。



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