電車であった彼女




「名前を教えてもらったぁ!?」


関川に朝の出来事を話すと大きな声で叫んでいた。


「うん」


笑顔で頷く僕を見ながら、再び叫ぶ関川。


「それでメアドを教えてもらったぁ!?」


「うん」


「よく頑張った!」


関川は僕の手をがっちり掴んで大喜びだった。


僕はびっくりしながらもお礼を言う。


まさか、こんなに喜ばれるとは思わなかったな。
でも、喜んで貰えて嬉しいかもしれない。


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