電車であった彼女
『宛名:神宮 玲奈』


なっ!?


「神宮さん!?」


驚きのあまりに大声を出してしまっていた。


あっ! やばっ。


ヤバイって気付くのが遅くて、目の前にはニヤニヤ笑う関川がいた。


「へぇー。その彼女の名前は神宮さんって言うんだ」


なんで、大声で叫んじまったんだよ。



後悔あとをたたずとはこのことだった。



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