電車であった彼女
そんなの気にしなくていいのに…。


僕は直ぐさまそうメールに打った。


すると彼女から直ぐにメールが返ってきた。


「彼女なんだって?」


僕がメールを読み終わったのをわかったのか関川が尋ねてきた。


「うん。なんかお礼させてほしいって。僕にしてはあんまたいしたことしてないのにな…」


そう、僕は何もしてない。ただあの時に腹がたって彼女が困ってたから言っただけ。それにちゃんと助けられなかった。助けたかったけど彼女が言ってくれたからどうにかなった。


それなのにお礼なんて…。




< 33 / 64 >

この作品をシェア

pagetop