南の空
静かに入ってリビングを通りすぎたらママの友達がきていた
でも気にせず部屋に直行しようとした…けど
ただいまも言わずに部屋に行こうとしたり顔を隠しながら通りすぎようとしたことに違和感をもったのか
「ちょっと、くみ」
ドキッとした
「ごめん、もう眠いから寝る」
けどママも母親だ。勘ぐったんだろう
「何でそんなに顔隠すの?それに態度おかしいけど」
「別に。本当寝るから」
その時、無理矢理顔を上げられて見られてしまった
まずい…
「あんた、酒のんだの。顔赤いけど」
酒を飲むと顔や体が赤くなる体質だったあたしは一時間二時間たったところで引くわけがなかった
もういい!開き直っちゃえ!
「飲んだけど。なに?」
「なに?じゃないでしょ。あんたまだ未成年なんだよ!」