南の空

「んなこと知ってるし。だから?」

「ぶざけんな。てゆうかそのお酒はどこで買ったの?」

…ドキっ。

「普通に買えるし。もういいでしょ。ほっといて」

「…ちょっと!」

そんなママの言葉も無視し、部屋に入った

うちの家は小3の時に両親が離婚してから母子家庭だった

でも別になに不自由なく暮らせていた

それはきっとママが頑張ってくれているからなんだろうと分かってはいたけど、あたしにも反抗期ってものがあったようだ

でもその夜

何か悪いことをしたってゆう罪悪感とママへの申し訳なさから胸がいっぱいになった

「…明日。正直にいって謝ろう」

そう決めて眠りについた

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