サイコーに不機嫌なお姫様。
お互いに自然と目を閉じて
唇に軽くキス……
左手でなおの髪を耳にかけて顔を右に傾けて唇にキス……
今度は深いキス。歯列をなぞって舌を絡ませて、どんな愛情表現でもキスだけは幸せを感じた。
だって、なおはきちんと受け入れてくれて反応もめちゃくちゃかわいいんだよ……
愛のあるキスってなおと付き合って初めて知ったよ?
すっかりキスに酔い痴れた俺たち二人。
唇を離して目が合って……
「……本当に今日いいの?」
なおは切なそうな顔で俺を見つめてくる。
「ツッチーだったら……いいよ?」
うわ……かわいい。
この顔。たまらなくなる。
足をくじいているなおをお姫様だっこして二階に連れていく。
「携帯は圏外だから大丈夫だよな?」
「うん」
「相馬たちもラブラブやってるから訪ねてくることはない!」
「はは♪ 間違いない!」
「翔汰たちも俺たちがこのコテージ借りたこと知らないし!」
「確認しすぎ!」
二階までついて姫を布団におろす。
「何度邪魔が入ったか……慎重になるに決まってるじゃん」