サイコーに不機嫌なお姫様。
二次会の告白も
初めてのキスの時の天気も…
きちんと覚えてくれる。
今日は一段と女の子らしい姫だ。
「寝ていいよ。疲れただろ?」
「うん。おやすみ」
色々あった旅行。
喧嘩して仲直り。
ヒヤヒヤドキドキもしたけど俺の隣でスヤスヤ眠る綺麗な綺麗な眠り姫。
「なお……愛してるよ」
聞こえてなくても言いたくて仕方なかった。
だってこんなにサイコーな姫に出会えた俺は幸せに満ち溢れていたから。
なおの頬にキスして毛布をかける。
「おやすみ。“お姫様”」