サイコーに不機嫌なお姫様。
「いや……私は……」
言葉を濁すなお。そんな答えは読みどおりなんだよ。姫。
「元カレの誘いは断るって? なおは友達は大切にする奴だったのに?」
「友達……?」
ポカンとした表情のなお。自分で言っててもかなりきつい……。
「別れても……友達としては付き合っていこう? なおとなら、俺は友達としても付き合っていける気がするんだよ」
俺の言葉に慶一郎も便乗してなおに肩に手を置いて口を開く。
「知らない人だらけの飲み会だし、僕一人だけじゃ心細いからなおも一緒に来てよ。最近飲みも断りっぱなしだったから久しぶりにはじけよう?」
「……うん」
よしっ!姫からの返事頂きました!!
「じゃ! また連絡するから」