王様&王子に買われました!?
春香の家は、和風。流石、組の家だな・・・うなずける大きさだった。





俺が連れてこられた部屋は、春香の部屋だった。
ピンク一色の部屋。



高校生らしい可愛い部屋だった。





「別れてもいいけど、抱いて。」





「無理だ。」





「そうよね、抱けないよね!!だって、心の中には実華がいるんでしょ?」





その言葉に俺はただ、コク・・・頷いた。




もう、キスもしねぇ。





「キスはしたけど、抱いてくれなかった・・・抱いてくれないなら、別れない!!」





簡単に別れてくれないのは、分かってた。




だからって―――ここでわかったとか言って身を引くわけにはいかない。
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