先輩、好きです
入学式から1週間がたち、クラスのみんなとも仲良くなれた
新しい部活にも入った
私は美術部に入り、先輩とも仲良くなれた

ある日、私はいつも通り絵を描いていた
今日はいいことがたくさんあったから、私の1番好きな場所である窓際で、1番好きな背景の星空を描いていた
そのとき、「パス、パス!」と聞こえてきた
なんだろうと思い、私は窓の外を見た
そこには、サッカー部の人たちが練習をしていた
サッカー部の練習を見てる限り、運動嫌いの私にとってはとてもつらそうに見えた
~うわぁ、つらそう・・・ん?~
私は1人違うオーラをしている人がいた
その人は楽しそうに練習をしていた
笑顔を見せて、誰よりも元気に走っていた
~すっごく楽しそうに練習してるなぁ・・・~
私は尊敬っていう気持ちがあったが、どこかでかっこいいという気持ちがあった
「奏ちゃん、どうかした?」
「あっ、いえ!何もないですよ!」
知らないうちにボーっとしてた////
~集中しないと!~
とは、思っていたものの・・・
やっぱり、かっこいいなぁ・・・
なんでだろう、気になってしょうがない
いつもはすぐに絵に集中するのに、全然集中できない・・・
すっごく楽しそうだなぁ・・・そんなに楽しいのかなぁ?・・・
私は、絵のことなんかほっといて、ずっとその人のことを考えていた
「・・・ん・・・でちゃん・・・奏ちゃん!」
「は、はいっ!」
「友達が迎えに来てるよ?」
「あっ!ありがとうございます!じゃぁ、お先に失礼します!お疲れ様でした!」

私は凛音たちと一緒に帰ったものの、話なんか全く入ってこない
あの人のことが気になって仕方がない
かっこよかったなぁ・・・
明日も見れるかなぁ・・・
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop