四つ葉のクローバー


もう夏休みが終ろうとした時、母と父と買い物してた時だった









『ワン!ワン!!きゃん』

「犬やー!欲しいな〜」
咲弥香が騒ぎだす

『可愛いな』
お父さんが口に出した


「欲しいよ〜駄目?」
一目惚れした犬を一直線に見続ける咲弥香

そして眉間にシワを寄せながら考えるお母さん


『触るだけ触らしてもらったらえーやん』
お父さんに言われジッと見続けてた犬を連れてきてもらった


咲弥香が目にしたのは【ポメラニアン】という犬だった。真ん丸な黒い目、何かを訴えてるような目。そんな目に吸い込まれてしまいそうになった


ガラスごしで見るよりも小さくて、スッポリと腕の中に入った


「やばーい!可愛い」
目をウルウルしながら二人を見つめた
『俺はいいけど?』
『でも..誰が世話するの?』
「咲弥香チャントするもん!それにいっつも皆居なくて、寂しいもん。でもこの子が居たら二人だし寂しくないと思うの」



少し考えて口を開くお母さん
『チャント見るのよ?』
「うん!」



直ぐにその犬は咲弥香の家へと飼われた
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