四つ葉のクローバー
少しだけした話しの途中、お母さんの声が聞こえた。『早く寝なさい!』
時計を見たら気付いたら10時を回っていた。
やばっ
そう思いながらも遊のレスを待っていた。
<ごめん!もう自分の部屋に行かなきゃ..良かったらアドレス教えて?メールしたい!>
咲弥香から聞いたアドレス。次のレスで遊はアドレスを載せた。
あっ!切らなきゃ
咲弥香は急いでパソコンを切り、自分の部屋へ戻っていった。
そしてベットに横になりさっき出会った遊へメールを送った。質問でイッパイのメールを遊は直ぐに返してくれた。
《俺は〜板本名だったんだけど遊な!高一の15歳♪東京住みだよ!趣味はサッカー!》
こうやって出会った人とメールするなんて初めてで、少し手を震えながらメールの文章を打った。
<私は咲弥香やよ!中二の14歳☆趣味はカラオケ!>
出会ったコノ日から毎日のようにメールのやり取りが始まった。遊は部活以外の空いてる時間にメールをくれた。
咲弥香は決して得意では無いメールを、何故かどうしても止めたくはなくて、しつこいくらいに送っていた。
日に日に遊の事を知る度にいつの間にか、遊からのメールだけを待つようになった。
<遊ってホンマにサッカー好きなんだね!>
《まーな!俺の恋人やから(笑)》
<恋人って(笑)彼女居ないの?>
《居ないよf^_^;》
よっしゃー
そう言って心の中でガッツポーズをした。