私の旦那様は特殊捜査官
3.犯人の誘惑
実家に帰った私は、
結婚する前まで住んでいた自分の部屋に、
閉じこもっていた。
・・・秀は、警察署へ向かい、
色んな事を、仲間や、署長に教えている。
私は何もできないもどかしさで、
イライラした。
その間に押し寄せる不安。
結に、もしものことがあったら、どうしよう?
私の腕の中に、
冷たい結が帰ってきたらどうしよう。
自分が誘拐されるのなら構わない。
二度も誘拐された私にとって、
誘拐される事は、少し慣れてるし・・・
でも、結はまだたった5歳の小さな子供。
そんな結が、怖い思いをしていないか?
痛い思いをさせられてはいないか?
そう思うだけで、胸が張り裂けそうだった。
…繋がらないと分かっても、
遊園地で取った知らない携帯番号を
無意識に押していた。
「…結、結」
結婚する前まで住んでいた自分の部屋に、
閉じこもっていた。
・・・秀は、警察署へ向かい、
色んな事を、仲間や、署長に教えている。
私は何もできないもどかしさで、
イライラした。
その間に押し寄せる不安。
結に、もしものことがあったら、どうしよう?
私の腕の中に、
冷たい結が帰ってきたらどうしよう。
自分が誘拐されるのなら構わない。
二度も誘拐された私にとって、
誘拐される事は、少し慣れてるし・・・
でも、結はまだたった5歳の小さな子供。
そんな結が、怖い思いをしていないか?
痛い思いをさせられてはいないか?
そう思うだけで、胸が張り裂けそうだった。
…繋がらないと分かっても、
遊園地で取った知らない携帯番号を
無意識に押していた。
「…結、結」